2024年度下期に受験し、学科試験は合格(98点も取ることができました)したものの、技能試験で不合格となってしまいました。。。
不合格理由はおそらく差込型コネクターへ接続した電線のうち1本の被覆を長めに剥いてしまったことだと思います。
制限時間終了間際で気づいたのですが、心線の露出度合い(真横から見てギリギリ出ていないように見えた)、やり直すことによるリスク、残り時間を勘案してそのまま終了することを選択したのですが、裏目に出ました。。。
学科試験の点数によっては技能試験の欠陥が1つまでOK、2つまでOK などとなっていればよいのに。。。。と思いました。
1回目の技能試験の詳細はこちらを参照願います。
再受験時(1回のみ)には学科試験が免除されることから、2025年度上期の受験を申し込みました。2度目の技能試験挑戦となります。
まずは複線図作成の練習をやり直しました。これは短時間でどこででもできるので、通勤電車の中や病院での待ち時間など隙間時間を見つけて行ないました。多分13問を5回以上はやったと思います。
次は結線などの作業練習です。初回受験時は何もかも初めてで、一番最初に練習した際には技能試験の制限時間40分に対して50分近くもかかってしまいましたが、今回は2回目の受験であったことから、最初から25分を切るスピードで問題をこなすことができました。
残時間を品質向上のために活用することができますので、今回は欠陥をなくすことを優先し(欠陥が一つでもあると不合格となってしまうので当たり前ですよね。。。。)、つぎの事項に注意して作業を行なうことにしました。
新たに注意すること
- ブロック端子や配線用遮断器、リングスリーブなど、被覆を噛んでいると欠陥とみなされるものについては、必ずわずかに心線が見えるようにする
- リングスリーブ、差込型コネクタ接続時は、事前に剥いた心線の長さが適切であることを確認してから接続する
- 差込型コネクタとリングスリーブが混在した接続の指示があった場合(前回の問題No.8はこのパターンだった)には、心線被覆はすべて20mmで剥いたのちに、差込型コネクタへ接続するコードのみ12mmに切るようにする。(前回本番時は接続方法に合わせて各コードを12mmと20mmで剥いたが、ここでミスがあったことに気づかず接続してしまった)
- のの字まげにおいては、被覆とのの字の間を少し長めにする(被覆を噛んでいると思われないようにするため)
引き続き注意すること
- 結線は結線する本数の多いほうから結線したほうがよい (最後のほうの結線作業はコントロールしにくいので、結線する本数が少ないほうがよい)
- 合格クリップ(ホーザンの)は不要。その分、結線時にはその電線の方向と色をよく確認すること
- わたり線を利用するような結線の場合、おおもとの電線は(極性のある)コンセントにつないだほうがわかりやすい
- 複線図にはコネクター接続かリングスリーブ接続かや、その種類(コネクターであれば接続本数、リングスリーブであれば刻印)を記載したほうがミスが少ない
- 手袋は手の保護のために利用した方が良い(心線の切断面は結構鋭利)
これらに注意しながら、試験の約2週間前より前回余った練習用の材料を活用しながら単位作業を何度か繰り返し、その後13問を1回づつ練習しました。前回もそうでしたが、試験前日の金曜日は休暇を取り、試験直前まで練習するようにしました。特に複線図の作成は繰り返し練習しました(練習用材料が不要なので)。
そして試験当日7/19(土)を迎えました。
前回と比較して試験会場が自宅から近かったことは多少助かりました。
試験前に外で1時間も待つ羽目になってしまいました。梅雨明け翌日の朝でまだそこまで暑くなかったこと、木陰や座れる場所があったことで多少は救われましたが、大切な試験前の時間をこのように過ごすことになったのは少々痛手でした。予め開場時間を通知してほしいものです。入門可能となった時には結構な人数(多分50名くらいはいたでしょうか)が門の外で待っていました。
その横で係員らしき数名の方が、忙しそうに段ボール箱を運んでいます。おそらくその中に本日出題される問題に利用する材料が入っていると思いました。「大変そうだな。。。」と思いながら何気なく見ていると、そのうちの一つの段ボールに「No.2」との文字が。。。。
まさかと思いつつも、もしかしてこれが本日出題される問題番号かと思い、No.2の問題を見返しておきました(結局出題されたのはNo.2でしたが、この時に見返した効果はあまりありませんでした)。
試験会場に入室すると、3人掛けの長机が3列×7行程度並べられており、真ん中の列の机は両端に2名着座するようシールが貼られていましたが両端の列は各机1名となっており、作業スペースを考えると少々不公平に感じました。自分の着座位置を確認すると、端の列の一番後ろでした。3人掛けの机を一人で利用できることで、作業スペース的にはとても助かりました。
試験は次のスケジュールで進められます。
10:50~ 注意点説明、問題用紙や材料配布
11:18~11:28 配布された材料確認
11:30~12:10 試験時間
出題された問題はNo.2でした(予め候補問題13問が公開されており、当日はその中の1問が出題されます)。前回はNo.8でしたが、個人的には次の点でNo.8の方が難しいと思います。
- No8はアウトレットボックスを利用することから、その分作業が多く、結線もしずらい
- 一つのアウトレットボックス内で5セットの結線を行なうが、リングスリーブ3つと、差込型コネクタ2つを使うよう指示があり、それぞれ被覆を剥く長さが異なることから混乱しやすい(前回私はここで致命的なミスを犯しました)
なので、 No.2が出題されたことに正直安堵しました。とはいえ、制限時間内にしっかりと仕上げる必要があることに変わりはありません。
事前の練習で、短時間で仕上げることについてはある程度のレベルでできるようになっていたので、前回の反省を踏まえて今回は作業スピードは重視せず、一つ一つの作業を慎重に行うことを優先することをあらかじめ決めていました。
そして、試験開始。最初に複線図を余白に書き、その後組み立て作業を進めます。のの字曲げでは被覆から少し離してのの字を作ったり、リングスリーブの接続では被覆から少しだけ心線が見えるようにしたりなど、欠陥を取られないためにできることはすべて行なったつもりです。特に前回のミスを繰り返さないために、差込型コネクター接続前には心線の長さが短いこと(リングスリーブ用の20mmではなく、差込型コネクター用に12mmになっていること)を確認してから接続しました。
しかし、作業途中で一つ致命傷になりかねないミスを犯しました。
配布された2心と3心のケーブルの長さを考えると、10cmのわたり線は2心のケーブルからとるのではなく3心のケーブルからとるのが正解だったようです。が、先に2心のケーブルからとってしまいました、、、、作業途中で一番右の20cmのケーブルを準備していなかったことに気づいたのですが、残っているケーブルは20cmに満たない長さでした(わたり線10cmを先に切ってしまったので短くなってしまったようです)。。。。
前回の試験前に家で練習した際にも同じミスを犯したことをあとから思い出しました。
幸い15cmあまり残っていたので、半分くらいケーブル外装を剥くことで切り抜けました(寸法は指定の50%以下であれば欠陥となりますが、今回はそれよりも長くとれたのでセーフだと思います。。。)。もし残っているケーブルがもっと短ければアウトでした。「わたり線は最後に余ったケーブルからとる」という原則を予め立てておくべきだったと反省しました。
そして、仕上がったのは多分試験終了時刻の15分前くらいだったと思います。このあとは前回の反省を踏まえて何度も何度も見直しを行ないました。
複線図は間違っていないか、結線は正しいか、被覆を噛んでいる場所はないか、コンセントにはケーブルが奥まで刺さっているか、ランプレセクタのねじは緩んでいないか、、、
何度も見直しを行ないましたが、まだ多少時間が余りました。
周りを見るとまだかなりの方が一生懸命作業を行なっています。
そして、試験終了。
途中致命傷になりかねないミスはありましたが、多分大丈夫だと思います(前回もそう思って不合格となりましたが、今回は大丈夫だと思う度合いがより高い印象です)。
合否発表は8/15です。

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